コンフェデレーション・トレイルは、プリンス・エドワード島全土を結ぶハイキング/サイクリングコースです。廃線となった線路を利用してつくられたこのトレイルは、趣のある村々を抜け、きらめく小川のほとりを通り、湿地帯や広葉樹林へとつづきます。

プリンス・エドワード島は、カナダを横断する長距離歩道トランス・カナダ・トレイルを最初に完成ささせた州としても知られています。その完成以降も、各地域のコミュニティが島中のトレイルを整備しつづけています。

プリンス・エドワード島サイクリングガイド 

コンフェデレーション・トレイルでサイクリングを計画している人には、「コンフェデレーション・トレイル・サイクリングガイド」がおすすめです。このパンフレットには、サイクリングを楽しむ人々をサポートするために発足したサイクリスト・ウェルカム・プログラムに参加する宿泊施設も紹介されています。

文=エリザベス・R・エパリー

2008年に100周年を迎えた「赤毛のアン」。作者であるルーシー・モード・モンゴメリの独創性とイマジネーションに敬意を表し、プリンス・エドワード島は2008年を「赤毛のアンの年」として制定しました。

100年前の1908年6月、モンゴメリの長年の夢が実現しました。処女作「赤毛のアン」が出版されたのです。小説は瞬く間にベストセラーとなり、世界中で人気を得ることとなりました。その後、現在にいたるまで数十カ国語に翻訳され、舞台や映画、音楽、絵画、マルチメディアの題材として何度となく取り上げられてきた「赤毛のアン」。文化や世代の壁をこえ、世界中の何百万人もの人々に愛されつづけています。

観光客向けの案内所「ビジター・インフォメーション・センター」や「アイランド・ウェルカム・センター」が島のあちこちにあり、親切で知識豊かな地元のスタッフが島の情報を教えてくれます。

観光客向けの案内所「ビジター・インフォメーション・センター」や「アイランド・ウェルカム・センター」が島のあちこちにあり、島を知り尽くした地元のスタッフが丁寧にご案内します。今夜宿泊するホテルの相談も、ビーチへの道順も、笑顔で答えてくれます。

飛行機、車、フェリー。島へは3つの便利な交通手段があります。三日月形の小さな島は、どこの玄関口から到着してもすぐに旅を始められます。

プリンス・エドワード島は、カナダの東端セント・ローレンス湾に浮かぶ島です。近隣には、ニュー・ブランズウィック州、ノバ・スコシア州、ケベック州、ニューファンドランド&ラブラドール州があります。

プリンス・エドワード島の州都であるシャーロットタウンは、トロントからおよそ1600km、モントリオールから1000km、ボストンから1100km、ニューヨークから1450kmの距離にあります。

シャーロットタウンは北緯46度14分の位置にあり、フランス南部や南ハンガリー、モンゴルと中国の国境、アメリカのオレゴン州北部と同じ緯度です。日本の稚内(北緯45度25分)に較べると、シャーロットタウンの方がやや北に位置します。

プリンス・エドワード島は大西洋標準時(UTC-4)を使用しています。プリンス・エドワード島が正午の時、バンクーバーは午前8時、シカゴは午前10時、トロント、モントリオール、ニューヨークは午前11時、イギリス・ロンドンは午後4時です。日本との時差は-12時間(夏時間)。プリンス・エドワード島が正午の時、日本は次の日の午前0時です。

海に囲まれているからといって、島へのアクセスが大変なわけではありません。鉄道を利用するなら、ニュー・ブランズウィック州モンクトン、またはノバ・スコシア州ハリファックスで下車し、そこからバスやレンタカー、船に乗りかえて海をわたります。

鉄道を利用する

沿岸州(マリタイム地域)の町を走るVIA鉄道のオーシャン号に乗って、列車の旅を楽しみましょう!ニュー・ブランズウィック州モンクトン、またはノバ・スコシア州ハリファックスで下車し、バスやレンタカーに乗りかえてプリンス・エドワード島へ向かいます。VIA鉄道やアムトラック(モントリオール経由)がニュー・ブランズウィック州モンクトンまで列車を運行しており、そこでプリンス・エドワード島のさまざまな町へ向かうバスに連絡しています。

クルーズの旅

毎年、数多くの主要なクルーズ船がシャーロットタウン港に立ち寄ります。そこで、海からのルートも候補にいれてみましょう。プリンス・エドワード島はカナダでもっとも小さい州ですが、カナダとニューイングランドを巡るクルーズ船の寄港地としてトップの人気を誇ります。この小さな島の海辺には、文化から料理にいたるまで魅力あふれる楽しみが豊富にあります。そして、どこへ行っても絵画のように美しい景色が望めます。

行きは橋をわたり、帰りはフェリーを利用(逆もOK)。どのルートを選んでも、三日月形の島は雄大なサーキットコースとなり、すてきな旅のドライブを演出してくれます。

プリンス・エドワード島のドライブルート

行きは橋をわたり、帰りはフェリーを利用(逆もOK)

どのルートを選んでも、三日月形のプリンス・エドワード島はまるで雄大な“サーキットコース”。すてきな旅のドライブを演出してくれます。フェリーが到着するウッドアイランドの港を出発して東へ向かうとポインツイースト・コスタルドライブ地区があります。ぐるりと周ってシャーロットタウンの町に到着したら、島の中心にあるレッドサンズ・ショア地区とグリーン・ゲイブルズ・ショア地区へ。その後、島の西側のノースケープ・コスタルドライブ地区を周りましょう。帰りは、コンフェデレーション・ブリッジをわたって島を後にします。もちろん、途中の観光名所もお見逃しなく。コンフェデレーション・ブリッジからドライブを始める場合は、逆のルートを周ります。どちらのルートでも、橋とフェリーの利用料金は帰るときだけ(つまり、帰らなければ無料ということ!)。楽しい島のドライブを満喫してください。

走行距離

プリンス・エドワード島を思う存分満喫したいなら、移動手段もスピード重視で!現在、島へは5つの主要都市から直行便が飛び、これまで以上に気軽な旅ができるようになりました。

プリンス・エドワード島への航空便

日本からはエア・カナダを利用してバンクーバー、カルガリ、やトロント経由でシャーロットタウンに入るのが一般的。ハリファックス、モントリオール、オタワ、トロント各都市から、年間を通してエア・カナダがシャーロットタウンまで直行便を運航しています。混雑が予想される夏の間は増便されます。

ウエストジェット航空では、年間を通してトロントからの直行便を運航しています。5月から10月までは毎日運航です。

プリンス・エドワード島へのフライトに関する詳細は、シャーロットタウン空港のホームページをご覧ください。

日本からのアクセス

日本からはエア・カナダを利用してバンクーバー、カルガリやトロント経由でシャーロットタウンに入るが一般的。更に日系航空会社や米国航空会社を利用して、米国各都市を経由しアクセスすることも可能です。その他、カナダ周辺都市から長距離バスやフェリーでアクセスする方法もあり。

*交通機関の運航(運行)状況は時期や季節によって異なるため、事前にご確認ください。

プリンス・エドワード島国立公園内のキャベンディッシュにあるグリーン・ゲイブルズは、観光客に人気のスポットです。毎年、世界中から数多くの人々が訪れ、L.M.モンゴメリが生み出した不朽の名作「赤毛のアン」の世界を楽しみます。グリーン・ゲイブルズ・ハウスに加え、この島には博物館をはじめ物語に関連するさまざまな観光名所があり、アンとモンゴメリの魅力を余すところなく伝えてくれます。夏に開催されるシャーロットタウン・フェスティバルでは、「赤毛のアン」のミュージカルが上演されます。

5月から10月の間は、ガイドプログラムや新しく導入された個人ツアーが利用できます。このツアーでは、エリア内の名所を巡り、カナダ史において作家・モンゴメリが残した功績とからめながら、その場所の重要性を解説してくれます。そしてもちろん、グリーン・ゲイブルズを訪れたなら、物語に登場する「お化けの森」やバルサム・ホーロウ・トレイルの散策も楽しみのひとつです。

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